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行動を持続するための効果的なことは目標を細分化して小さい目標ごとに達成感を得ること

研究結果としては、以下の知見が得られたとされました([1])。

  1. やり抜いた人と途中であきらめた人を比較すると、やり抜いた人の方が前頭極にある灰白質の体積が大きくその近傍にある白質の拡散異方性が高かった。
  2. この手法を用いて、別の課題について予測したところ、80パーセント以上の精度で正しく予測することができた。
  3. 「やり抜く力」が低いと予測された人であっても、目標を細分化して小さい目標ごとに達成感が得られるような学習プログラムを用いると、最後までやり抜くことができた。
  4. かつ、前頭極の構造がやり抜く力が高い方向に変化した。

目標を細分化して小さい目標ごとに達成感を得ることが、行動を持続するには効果的であることを示しています。

灰白質とは、大脳皮質のことで、脳の高次機能を司る部分です。 白質とは、大脳皮質で覆われた部分のことで、神経線維である軸索が通っています。 白質の拡散異方性が高いとは、水分子が神経線維束と同じ方向に流れる割合が高いことで、信号の伝達しやすさを示しています。

参考文献