DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術による企業の変革を表した言葉です。
DXとは何か
DXというとデジタルの側面が強調されるのでIT化と混同されがちですが、IT化は要素の1つであり、DX自体は変革そのものを指していることに注意する必要があります。
現代には、リアル世界とデジタル世界が存在し、デジタル世界を含めた事業になることがDXの目的です。
詳しくは「アフターデジタル」などの文献を参照するとよいでしょう。
デジタル世界とは何か
ITによって構築されている世界であり、PC・スマホなどの端末と、Webなどのネットワークで成り立っています。
情報の検索やコミュニケーションといったものだけでなく、リアル世界と同等の取引や、お金のやり取りも行われているのは、周知の通りです。
リアル世界との大きな違いとして、物理的な制約がないことが挙げられます。 厳密には、情報の伝達には物理的な装置を使っていますので、物理的な制約がまったくないわけではないのですが、ほぼ無いといってよいでしょう。
分かりやすいのは「距離」です。 Webを使えば、地球の裏側にいる人や情報とつながることができます。 つまり、距離的な制約でこれまでリーチできなかった顧客とつながることができたり、遠くにいるスキルのある人に仕事をお願いできたりします。
「時間」も違いの1つです。 人がやると時間がかかることでも、ITでやれば瞬時に終わらせることができます。 主に業務の効率化に寄与するでしょう。
もう1つは「仮想化」です。 リアル世界にあるモノやヒト、コト、カネなどをデジタル世界で仮想化して扱うことで、物理的な制約がなく扱うことができます。
つまり、デジタル世界の方がリアル世界より圧倒的に大きいということです。 この事実を踏まえて、デジタル世界を含めて事業を最適化していくことがDXになります。
DXを実現するために
現在の会社のコア・コンピタンスや現状を明らかにした上で、どうなりたいかを描くことが必要です。
どうなりたいかを描いた後で、現状からのギャップを明らかにして、ギャップを埋めるステップを組み立てていきます。
やることはこれまでの経営戦略の策定と同じであり、DXだからといって特別なことはありません。 デジタル世界を前提にするということだけです。
間違っても、とりあえずIT化するなどとしないようにしましょう。
